アイルランドのビールのギネスが大好きのら猫(@bar_noraneko)です。
普段ウィスキーを飲まれているかたもそうでない方もアイリッシュウィスキーにはあまりなじみがないと思います。
うちのバーでもアイリッシュウィスキーをスコッチのアイラモルトと勘違いしている人が多々いますが、全くの別物です。
そこら辺の違いについてはこちらの「現役バーテンダーの教えるウィスキーの種類の違い!世界のさまざまな5大ウィスキー」を読んでいただけるとわかるのですが、アイリッシュウィスキーは伝統的3回蒸留で作っているところがほとんどで、基本的に飲み口がスムースなライトなウィスキーになります。
間違ってもバーでアイリッシュウィスキーってクセの強いやつよね?とは言わないでください。
ちょっと恥ずかしい思いをしかねないので、ぜひしっかり覚えていってください。
何度も言いますが1番大事なのはアイリッシュウィスキーとアイラモルトは違うということは絶対に頭にいれておいてください。
そのぐらい勘違いされていることがおおいアイリッシュウィスキーですが、認知度が低い理由はそもそもバーにアイリッシュウィスキーの品ぞろえが少ないというのも1つの原因になっていると僕は思います。
おいてあってもアイリッシュウィスキーは2本ぐらいしかなくてスコッチウイスキーばっかり置いてあるバーなんかはめちゃくちゃ多いです。
アイリッシュウィスキーを飲みにアイリッシュパブに行ってみよう
そんなバーが多い中でどこでアイリッシュウィスキーを飲めばいいのかと言いますとアイリッシュパブというバーとは少し違った形態の飲食店がありますので安心してください。
アイリッシュパブってなに?怪しいのって思う方もいらっしゃるかもしれませんがアイリッシュパブは海外ではメジャーでバーというよりは海外版居酒屋のようなイメージをしてもらうとわかりやすいかもしれません。
基本的にチャージ(席料)等はかからなくてキャッシュオン(レジでお金を払ってその場で飲み物に変えてもらう)のお店がほとんどになります。
オーセンティックバーなどに比べたら比較的敷居が低いので入りやすく立ち飲みなお店もあるのでみんなでワイワイすることもできます。
いいお店だったら週末とかにアイリッシュミュージックのセッションがあってたりするのでそれを楽しみに行かれるかたもいらっしゃいます。
お店にもよりますが普通にカウンターに座れてスタッフさんと楽しく話せる店ももちろんあるので1人でも気軽に行けますよ。
関東だとHUBっていうアイリッシュパブがかなりあると思うので行きやすいと思います。
アイリッシュパブにあるメニューは?
さきほどお伝えしたとおりアイリッシュパブは海外の居酒屋のような感じなので、バーに比べても比較的フードのメニューも豊富です。
イギリスの代表的な料理のフライドポテトと白身のフライのフィッシュアンドチップスなんかは必ず置いてあります。
お酒のほうもアイルランドのみならずさまざまな海外のビールを置いているところも多いので普通にビールを飲みに行くだけでも価値は絶対あります。
ちなみに有名なアイルランドのビールのギネスはスタウトビールという色の黒いビールになるのですが日本のいわゆる黒ビールとは根本的に違って窒素炭酸ガスを使うので発泡性は弱くクリーミーなビールになります。
サーバーで出してるお店があったら美味しいので1度はためしてみてください。
あとは今回の大事な話のアイリッシュウィスキーがバーとは比べ物にならない量があります。
僕もよくアイリッシュパブに飲みに行くんですが、海外の人はだいたいギネスをチェイサー(水の代わり)にアイリッシュウィスキーをストレートで飲んでる人が多いです。
何度か海外の若者グループに巻き込まれて同じ飲み方を一緒にやったんですがものの見事に潰れてしまったので注意が必要です。
このように色々な人と仲良くなれるのはアイリッシュパブの醍醐味ともいえますね。
ちなみにその時人気だったのはジェイムソンというアイリッシュウィスキーの中でもかなり有名で飲みやすいウィスキーでした。
アイリッシュパブはイベントも多くみんなでワイワイしやすい
アイリッシュパブではさまざまなイベントをやっているところが多くそのなかでも1番のお祭りがセントパトリックスデーという毎年3月17日にあるお祭りで、最近だと街中でパレードがあっていたりとなかなか熱いお祭りになってきています。
もともとはアイルランドにキリスト教を布教した聖パトリックの命日で、世界各国でアイリッシュミュージックを弾きながらパレード行進があっています。
そしてその日はアイリッシュパブでもイベントをやっていることが多く、ギネスが安かったりとさまざまな催しをやっているお店の中でみんなで仲良く楽しむのはなかなかにいいものです。
セントパトッリックスデーのルールが1つだけあって、アイルランドのシンボルカラーの緑のものを身に着けるか体に緑のペイントを入れるなどなにかしら緑要素が必要になってきます。
凄い人は全身緑の人とかもいますが、そこまではしなくて大丈夫です(笑)
それさえ守ればあなたもセントパトッリックスデーでアイリッシュパブを充分に楽しめます。
アイリッシュウィスキーのおすすめ銘柄
それではいよいよアイリッシュウィスキーのおすすめに行ってみたいと思います。
アイリッシュウィスキーは初心者でもかなり飲みやすく軽いので女性にもお勧めしやすくさらに安いものが多いのでお財布にも優しいといいことずくめなのでぜひ試しに飲んでみたり家飲み用においてみたりしてみてください。
アイリッシュウィスキーの中でも1番の知名度ジェイムソン
アイリッシュウィスキーといえばとりあえずこれ!と言っても過言ではないジェイムソン。
さすがにジェイムソンはバーでも置いてあるところが多いので比較的飲む機会は得やすいかと思います。
味わいはスムースの一言で済んでしまうほどに飲みやすいです。
僕にとってはトラウマのお酒ですがほんと飲みすぎてしまうぐらいにアルコール感も少なくしかしながらちゃんと度数も40度あるのでウィスキー楽しんでる感は感じやすいです。
飲み方のおすすめは基本ストレートで気分によってソーダ割りやジンジャーエール割りなどが美味しく飲めてかつウィスキーの味が消えなくていいかなと思います。
このジェイムソン3月17日のセントパトリックスデーというアイルランドのお祭りに合わせて毎年限定ラベルを出しています。
中身は普通のジェイムソンなんですが、ラベルが毎年可愛いので集めて飾ったりもできるのでその時期に買うのもおすすめです。
世界最古のウィスキー!!400年以上愛されている味ブッシュミルズ
こちらもアイリッシュウィスキーの代表品、ウィスキーの始まりともいわれているブッシュミルズです。
ブッシュミルズもジェイムソン同様飲み口はかなりスムースですが個人的には少し甘い感じがします。
最古のウィスキーだからさぞおいしいのかと期待して飲むとちょっと残念に思うかもしれませんが普通においしく値段もお手頃なので気負わず飲んでみてほしいウィスキーになります。
ブッシュミルズに関してはオリジナルよりはグレードの上のシングルモルトのほうを飲んだほうが味の素晴らしさはわかりやすいです。
モルトのほうは味と香りの華やかさが段違いなので違うウィスキーにすら感じてしまいます。
オリジナルのほうはよくバーでも見かけますが、モルトのほうはなかなか置いてある店が少なくなってくるのでアイリッシュパブに行けたら探してみてください。
モルトウィスキーの素晴らしさはスコッチウイスキーより優れているのではないかと思うほどおいしいです。
アイリッシュウィスキーの中でただ1つのピートを使ってあるカネマラ
こちらのカネマラはアイリッシュウィスキーの中で唯一ピートを使用して作ってあるスモーキーなウィスキーで、ほかのアイリッシュウィスキーとはひとあじ違ったスタイルのウィスキーです。
ピートを使っているとはいえスコッチのアイラモルトに比べるとクセは弱いのですが、その穏やかなスモーキーフレーバーが心地よく口の中に広がるさまはさながら海沿いの潮風のようで口になじみやすいです。
製造方法もほかのアイリッシュウィスキーと違い2回蒸留とほぼスコッチウィスキーと同じなのですが、スコッチウィスキーよりは味わいはライトで飲み疲れないです。
おすすめの飲み方はストレートでゆっくり飲んでいくのが味もわかりやすく、空気に触れさせることによって香りもたちますます美味しくなります。
女性人気が高いアイリッシュウィスキーグリーンスポット
女性人気が高くかなりのリピート率を誇るのがこちらのグリーンスポット。
1言で言うならエレガントという言葉が1番しっくりとくる味わいで、繊細な優しいはちみつのような香りは飲んだ瞬間に女性らしさをイメージしてしまいます。
さながら草原にいる白いワンピースの女性がほほえみかけているような・・・
しかしながら、年間約6000本しか販売されていなくアイリッシュパブでも置いてある機会が限られる貴重なウィスキーなのがネックにはなります。
個人的にはアイリッシュウィスキーのなかでもかなり好きな部類になるので、もし見つけたらぜひともお試しいただきたい!!
おすすめの飲み方ですが、やはりストレートで飲んでみてほしいです。
きつい場合は水差しでほんの少しだけ水を入れても美味しいのですが、味のバランスが絶妙なので、入れすぎには注意が必要です。
さらに上のグレードでイエロースポットというボトルもあるのですが、いかんせん高いのでアイリッシュパブアイリッシュパブで見かけたらぜひお試しください。
アイリッシュウィスキーのなかで斬新的なウィスキーが多いティーリングシングルモルト
ティーリングはアイリッシュウィスキーの中では比較的新しくさまざまなウィスキーの作り方に挑戦している蒸留所でこのティーリングシングルモルトはシェリー樽をはじめ5種類のワイン樽を熟成に使ったなんとも華やかかつ贅沢な1品です。
複雑な香りと甘みのある味わいは男女問わず人気が高く、僕自身もよくオーダーします。
ウィスキーとは思えないほどフルーツ感が強くアルコールのツンとくる感じはほとんどありません。
飲み方もストレートはもちろんのこと、ロックやソーダ割りでも味が損なわれないので1本で何度も楽しめてしまうウィスキーです。
ティーリングはほかにもさまざまなボトルを出していてその中でも飲みやすく美味しいラムカスクというものもあるのでぜひとも見つけたら試していただきたい。
意外とティーリングシングルモルト派とラムカスク派が分かれているので、好みのほうを探し当てていってください。
アイリッシュウィスキーとアイリッシュパブのすすめ
いかがでしたでしょうか?
バーだけじゃなくアイリッシュパブという形態のお店の楽しさもぜひとも味わってほしい、そしてアイリッシュウィスキーにもはまってほしいこの気持ちが伝わっていれば幸いなんですが、アイリッシュパブは日本ではまだまだ知名度が低く知られていないことが多いので、これを機に通って楽しさをわかっていただきたい。
ウィスキーもビールもちょっと苦手なかたでもカクテル置いてあるところも多いので心配なさらず行ってみてください。
ちなみにアイリッシュパブでおすすめのカクテルはホットコーヒーにアイリッシュウィスキーを入れて飲むアイリッシュコーヒーというのがあり、僕のようなウィスキーもコーヒーも大好きな人にはとてもありがたいものもあります。
入りやすさで言ったらアイリッシュパブのが入り口とかもオシャレな喫茶店みたいなところもあるので気軽にひとりで行けますよ。
まだ行かれたことがない方の背中を押せたら幸いです。
ブログランキング参加中
人気ブログランキング
コメント
[…] の詳細は「ウィスキーの中でも飲みやすさナンバーワン!!アイリッシュウィスキーのおすすめ銘柄一覧とアイリッシュウィスキーを飲みにアイリッシュパブに行ってみよう 」にもあり […]