最近はだいぶ認知されるようになってきたギネスビールがAmazon限定で非売品のスマートパイントグラスと、LED付コースターのセットで予約販売がされるようです。
日本ではあまりなじみのなかったギネスビールは相変わらず、黒ビールと言われることが多いですが、正式にはエールビールに分類される、芳醇な香りと味のおいしいビールで、炭酸を作るのにも窒素混合ガスを使用しているので、発泡性は弱めです。
ようやくクラフトビールブームに乗っかって取り扱い店や、愛飲者の需要は増えましたが、なかなかしっかりとどんなビールか知っている人は少ないと思います。
今回はアイルランドの伝統的ビール、ギネスについて知っていきましょう。
アイルランドの伝統的スタウトビールギネスとは?クリーミーな泡が特徴の色の黒いビールです。
ギネスビールとはアイルランド発祥のビールで現在は世界各国で親しまれ、おいしく飲まれているビールです。
最近ではクラフトビールの人気もあってか、さまざまなお店でも見かけるようになってきましたが、いったいどのようなビールなのかをあなたは知っているでしょうか?
よく言われる黒ビールとはスタイルの違うビールで、エールタイプのスタウトビールというジャンルに属します。
エールタイプのビールの特徴はフルーティーで濃厚、コクのある飲みごたえがあるビールが多いです。
ギネスの色が黒いのは、原料の大麦を一部焦がして使用していることによるもので、コーヒーのようなコクのある苦みを味に表現しています。
そして、最大の特徴は注いだ瞬間の白く濁っている状態から、サージング(泡立ち)と言われる約2分の待ち時間の間に真っ黒なビールへと変わっていく様を楽しめることです。
最初は泡とビールが混ざっている状態から始まり、どんどん泡が上がっていく様は至福の時間ともいえるでしょう。
ギネスビールのサージングの秘密は炭酸ガスの種類と使用方法にあります。
生ビールの場合と缶ビールの場合で作りも変わっていますので解説していきます。
サーバーから注がれるギネス生ビールの場合
サーバーから注がれるギネスの生ビールの場合、一般的なビールに使われる炭酸ガスとは違い、窒素混合炭酸ガスが使われます。
樽から上げられたギネスビールと窒素混合炭酸ガスが冷却装置の中で混ざり合い、細かい穴の開いたサージャーを経由することによって特徴的なきめの細かい泡を作り出し、サージングを行うことができます。
ギネスも通常のビールと同様に鮮度によってかなり味に変化があるので、おいしく飲みたいのであれば、生ビールで飲むことをおすすめします。
アイリッシュパブに行けば確実に置いてあるのがギネスビールなので、ぜひ飲みに出かけてみてください。
アイリッシュパブについての記事はこちら
生ビールが置いてないバー等でも使われる!置き型超音波式サージャーのギネス
こちらのギネスは基本的にはバー等の飲食店で提供されるビールなのですが、Amazonなどでも購入が可能なようです。
超音波でサージングを行うので別途、超音波式サージャーの購入が必要となりますので注意が必要です。
使い方は非常に簡単ですので、安心しておいしいギネスを味わってください。
超音波式サージャーの使い方
- ギネス専用グラスにギネスをゆっくりと注ぐ
- 超音波サージャーのトレイに少量水を注ぐ
- スイッチを押して超音波サージング開始
- きめの細かい泡が上がってきたら完成
ちなみにギネスの専用グラスですが、ちょっと値段が張るのでAmazon限定のセットで購入したほうがお得です。
市販されている宅飲みや晩酌にも飲めるギネスの秘密は缶の中にある!プラスチックのボールを使用した製法とは?
スーパーなどでも販売されているタイプの缶ギネスは全てこのタイプのギネスビールになっています。
この缶ギネス最大のおいしさの秘密は、白いプラスチック製のボール「フローティング・ウィジェット」が缶の中に入っていることにあります。
このボールの中は空洞で、表面には無数の小さな穴が開いており、お客さまが缶を開けて注ぐ直前までは、缶内の圧力で微量のビールがボールの中に入り込んでいます。
そして缶を開けると同時に内部の圧力が通常に戻り、ボール内のビールが小さな穴から噴出。
これが独特のサージング(泡立ち)を引き起こす「魔法の容器」の仕組みなのです。
このフローティング・ウィジェットを使用したサージングの開発のおかげで、家でも気軽においしいギネスを楽しむことが可能となったのです。
世界中で愛されるギネスビールのミルキーな泡やコクのあるスタウトのおいしさを楽しもう
創業当初から受け継がれる門外不出のレシピ、品質への妥協なきこだわりや技術革新に支えられ、ギネスは250年以上に渡って愛され続けています。
現在では150以上の国で飲まれており、スタウトビールとしては世界で最も飲まれているのがギネスビールなのです。
なめらかでバランスのとれた味わいのギネスは、アルコール度数も4.2%(但し日本の酒税法上での表示は4.5%)と一般的なビールに比べて低め。
ビールが苦手という人にも愛され、世界中で毎日900万杯も飲まれています。
ぜひアイリッシュパブや宅飲みや晩酌でもギネスビールを楽しんでみてください。
コメント
こんにちは。
同じギネスでもやはり“生”の味は最高ですね!
早速アイリッシュパブに出かけてみたいと思います。
ご紹介ありがとうございました。
いつもありがとうございます!
生ギネスはおいしいですから贅沢な気分になりますね。
1度はダブリンのギネス工場にも行ってみたいものです。